母乳が上手くいかなくて悩まれている方へ
「大丈夫です!ミルクでも健康な子は育ちます!!」
私は子どもを母乳で育てたくて、様々な方法を試しました。
しかし、生後1ヶ月の時、私のお乳を見ただけで号泣し、吸う事すら拒否する息子の姿を見て、ミルクで育てる事を決意しました。
1日8回も息子の嫌がることを強制することが果たして息子のためになるのかな?と考えた時に、もう息子の嫌がることはしたくないと思ったからです。
その結果、2歳まで一度も高熱を出すことなく、とっても健康に育ってくれています(^^)
この記事では母乳のこと、ミルクのこと、母乳の出が良くなる方法
などを交えながら、私の母乳失敗談を書いていきたいと思います。
今、母乳が上手くいかなくて悩まれている方。
周囲に母乳に悩んでいる人がいる方。
ぜひこの記事を読んで、辛い心を少しでも軽くして頂けたら嬉しいです♪
少し長いですが、気楽~に読んでみてください♪
完母、完ミ、混合の意味
完母とは
完全母乳の略です。
Exclusive breastfeeding(乳児用ミルクなどを一切使わずに
母乳だけで育てていること)からきているそうです。
完ミとは
完全ミルクの略です。
その名の通り、母乳ではなく完全にミルクだけで育てていることです。
混合とは
母乳とミルクの両方で育てていることです。
母乳に失敗した原因
母乳で育てなければいけないという思い込み
看護学生時代、授業で母乳についてこんな事を学びました。
・母乳は赤ちゃんにとって大切な栄養素や免疫物質が沢山含まれている。
・親子の信頼関係を作るためにも母乳育児は非常に大切。
・母乳で育った赤ちゃんは、粉ミルクで育った赤ちゃんと比べて
乳幼児突然死症候群(SIDS)にかかる確率が半分になると研究されている。
・母乳育児をすると赤ちゃんの歯並びがよくなる。顎の力が発達する。
等など、教科書には母乳に対する利点が沢山書かれていました。
そのため、赤ちゃんは母乳で育てなくてはいけないと思い込んでしまったのです。
乳頭保護器の使用
私は乳頭が扁平であったため、最初の母乳の練習の時
助産師さんから乳頭保護器を渡されました。
なかなか胸に張り付いてくれない乳頭保護器、お腹が空いて泣くわが子
その戦いに最初から泣きそうでした。
そしてわが子は、1回目こそ何となく吸い付いてくれたもののその後は
ほとんど吸い付こうとしてはくれませんでした。
母乳は目に見えるくらいには出ていたのですが、保護器があったため、
保護器の中に母乳が溜まるだけで、赤ちゃんの口の中までは到達していない感じでした。
今思うと、母乳のでない乳頭保護器は味のないガムを吸っているような感じだったのかなと思います。(そりゃ吸いたくなくなりますよね。)
その後、出会った母乳のプロの方にも乳頭保護器はいますぐ使わないで!
私の経験上、それを使っている人で成功している人は見たことない。と言われました。
入院中、助産師さんに相談できなかった
産院からもらうパンフレットにも母乳の大切さや利点が沢山書かれていて、
次第に私は、母乳がうまくいかない=恥ずかしい事 と勘違いをしてしまいました。そのため、恥ずかしくて助産師さんに何も相談できずにいました。
また、私がお産した時期は病室が満室で助産師さんとお話できる時間がほとんど
ありませんでした。
今思うと「赤ちゃんが上手に吸ってくれません。」と一言相談すればよかったのですが、当時の私は思い込みと勘違いからそれができませんでした。
母乳ケア専門の助産師さんとの出会い
入院中も退院後も一貫して上手くいかない母乳。
毎日必死に乳頭マッサージ、母乳マッサージをして
ミルクをあげる前に、泣くわが子を抱き上げて無理矢理に胸を押し付ける日々。
1週間頑張りましたが、身体も心もぼろぼろでした。
そんな私を見た家族が、近所の方に勧めて頂いた母乳ケア専門の助産師さんを家に呼んでくれました。
その方に教えて頂いたことがとても革命的でした。
乳頭保護器いますぐやめて
助産師さんによると赤ちゃんに吸ってもらっているうちに乳首は出てくるから
乳頭保護器はつけなくてもいい。邪魔になるだけだよ。と教えて頂きました。
乳頭保護器を外すことで、自分の気持ちも軽くなり、又以前よりも子どもが
お乳の方をみてくれるようになりました。
乳頭・母乳マッサージそんなのしなくて大丈夫
「あんまりね~意味ないと思うから、やめていいよ~。」
これもその助産師さんから教えて頂いたことです。
痛い思いをして一生懸命、乳頭・乳房マッサージをするよりも
効果的なマッサージの方法をがあるそうで
乳頭を指先でつまんで離す。をただただやさしくいろんな角度から何度も何度もするだけ。
痛くするのはだめで、気持ちいいくらいの圧でするのがポイントだそう。
そうすると5分もすると、母乳がぴゅーっと飛び出しました。
その後はこの方法のおかげか50ccも出ていなかった母乳が100cc以上出るようになりました。
この方法は、乳腺炎の予防にもなるため、とってもお勧めです。
どうしても吸えない場合は、絞った母乳を哺乳ビンに移してあげる
私はマッサージの際にでていた母乳を捨てていました。
しかし、それを哺乳ビンに絞って赤ちゃんにあげることで初めて、赤ちゃんに母乳を飲んでもらえることに成功しました。
直接、母乳を吸ってもらえたわけではありませんが、赤ちゃんに母乳を飲んでもらえたことで、安心と嬉しさでいっぱいでした。
その後
子どもが生後100日になるまで、自分で母乳を絞って哺乳ビンに入れて飲んでもらっていました。
100cc出る時もあれば、10ccの時もありました。
でも母乳の絞れる量に一喜一憂せずに、一滴でも飲んで貰えたら良いやと思いながら日々を過ごしていました。
足りない分はミルクがあるから大丈夫♪と思えるようになると、気持が軽くなり、あんなに辛かったミルクの時間が楽しくなりました。
長くなってしまいましたが、母乳が上手くいかなくて悩まれている皆様
絶対に無理しすぎないでください。
自分に出来る範囲でぼちぼちといきましょう(^^)
最後まで読んで頂きありがとうございました♪